ついに 母が昇天!!
4度目の正直になった。3度持ち直し看護士さん達から驚かれたのに・・。きれいだった左足も壊死始めていた。指先もチアノーゼ。
酸素量も血圧も計器にはかからない程になっていた。
救いは笑みを浮かべておだやかに静かに昇天したこと。
もっともっとしてあげれたり優しくしてあげたり出来たはずなのに
突き放したり、怒ったりしてしまった私・・。
後悔ばかりが先に立つ。
冷たくなった母の頬に顔をつけると・・アリガトウネ・・なんて
聞こえてきたりする。
こんな娘でも少しは役に立ったかな〜。
飲みたかったお茶を閉じてしまった口にあげた。
もちろんお化粧は私がアイラインを入れ頬紅をさし、
目じりには、とっておきの紅をさし、口元はほんのりと紅をさした。
誰にも負けない美しい女性にした。先で待っている父も
面食らうだろうな、若くなって!
戦火から私を守ってくれ、かわいい孫たちに慕われた母、
アリガトウ、おつかれさま、私たちを父と共に見守ってね!